桜が丘編4(その3) 青色の線
コース
小平・村山・大和衛生組合~清流の復活~玉川上水駅
小平市、武蔵村山市、東大和市の3市で構成する、小平・村山・大和衛生組合
の塵芥焼却所入り口。
ここで、各市から運ばれたゴミの計量が行われ、焼却処理が行われています。
再び野火止用水の上を歩きます。
ここから、今回のコースの興味ある箇所の一つに出ます。
清流の復活碑です。左隣の案内板にご注意下さい。
玉川上水の清流復活とその方法がよくわかります。
玉川上水の建設から清流復活までの経過と特に清流復活のルートを示しています。
この説明版から、清流復活の放流水は多摩川上流処理場(昭島市)からの下水処理水の高次処理水が小平監視所の近くまで運ばれていることがわかります。
碑の前を玉川上水に下ると、そのメカニズムを実際に目にすることが出来ます。
階段を降りると岩の間から水が流れているよころに出ます。
昭島からの処理水が玉川上水に放流されている現状です。
「じょうすいこばし」からの玉川上水です。多摩川の原水は流れていません。
堀の掘削幅は明治初年の通船により少し切り開かれています。
しかし、全体として江戸時代の開削状況を残しています。
元に戻ると、小平監視所の沈砂地と分水弁が見られます。
この地は、かっては、玉川上水から野火止用水が分流するところでした。
現在は、多摩川から取り入れられた原水は一度沈砂池を経て、ここから
地下 配水管で東村山浄水場に運ばれます。水の一部は小川分水に分流されます。
では、この施設下流の玉川上水、野火止用水の水はどのようにして流れて いる
のでしょうか?
その鍵は、このタンクが握っています。
先ほどの図の通り多摩川上流処理場からの放流水は、いったんこの調整タンクに
ポンプアップされて、流量を調整されながら玉川上水と野火止用水に流されて
います。小平監視所にその説明が掲示されています。
小平監視所 羽村取水堰から引き入れた多摩川の原水の水質を監視し、
東村山浄水場接合井まで 運ぶ管理をしています。
原水は地下配水管を通じて新堀地区までは野火止用水の下を運ばれます。
小平監視所の前に、多摩川からの原水とその処理の状況がわかりやすく
説明する 案内板です。
・小川分水に多摩川からの原水が分水されていること
・野火止用水には分流されていないこと
・この施設の下流の玉川には原水が流れていないことにご注意下さい。
東大和市と玉川上水の位置関係を知る良い場所です。
左の玉川上水、道路、鉄道敷は立川市域になります。
右上の高層建築物がある地域が東大和市内です。
東大和市は玉川上水の開削以来、ついに玉川上水と区域を接することがありませんでした。
歴史的には複雑な背景が想定されます。別の機会に紹介します。
玉川上水駅南口駅広場(立川市域)につきました。
高架の通路を渡れば、北口・東大和市です。 桜が丘編の出発点であり、終点でもあります。
玉川上水駅南口階段
(東大和市民ネット 野火止用水 しんかい船47号の旅 記)
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