郷土博物館の秋は、恒例の吉岡画伯に関する企画展示から始まる。

 

日本画はどのようにして描かれていくのだろうか。
我々の大部分は幼少時以降、絵を描くといえばその手法は洋画に拠っていた。
学校の絵の時間に、日本画の描き方を教えられた記憶なない。洋画一辺倒。
日本画も洋画も、要するに絵具が違うくらいだろう、と正直今まではその程度にしか考えていなかった。
が・・・! 知ってびっくり、玉手箱!
使用する絵の具はもちろん全く違うのだが(しかも大部分は自家製である!)、その他にもまだまだいっぱい両者は違っているのだ。
そもそも最初の準備の段階からして、全く違う。
洋画も勿論下絵を描く画家は多いだろうが、日本画の場合は、何種類もの下図を描き、最後に大下図を描いてそれを作品の用紙に写し取る。
そうしてその上に、自家製の絵具を置いていく。
この時重ね描きは出来ない。いったん置いた絵具は消せない。
まだまだ違いは山とあるが、今回の展示ではその一端が分かるはずだ。

秋の企画展示

この機会に、ぜひ素描から下図、大下図等を経て完成した作品に至るまでの画伯の辿った軌跡を、御自身の目でご覧になってほしい。最後の仕上げに取り掛かるまでにかけるエネルギーが、実は80%以上である(と私は理解している)ことが納得して頂けるだろうと確信している。
一つの作品が仕上がるまでの過程(苦労)を、この展示から感じとってもらえたらうれしい。

 

東大和市立郷土博物館へのお問い合わせは以下へ

042-567-4800
Fax
:042-567-4166

http://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/35,0,366,html

(by 晴行雨得)