野良猫へのエサの与え方にも善し悪しがあり、
「決まった場所で・同じ時間に・食べ残しはすぐに片づける。」これがとても大事。
空腹を満たした猫はゴミを漁らなくなります。
「野良猫にエサを与えるな!」
「エサをやるから増えるんだ!」
そして「エサやり禁止」看板が設置されることも。
でも正解は「不妊手術をしないから子猫が産まれる」のです。
「そこに猫が居たから誰かがエサを上げた」
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「苦情を恐れてこっそりとエサをあげて置きっぱなしにする」
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「たまたま通りがかっただけの猫もエサの匂いに引き寄せられて居つく」
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「複数の猫が集まれば当然繁殖する」
しかしこれは「エサを置きっぱなし」にすることで生じた事態。
ここで「エサやり禁止」にすると飢えた猫達は街中の生ゴミを漁ったり、家屋に浸入したり池の魚や飼われている小鳥を襲って生きるようになり、むしろトラブルは増すばかり。
「じゃあどうすればいいの?」
そこで考え出されたのがエサの与え方を管理する方法。
エサを置きっぱなしにしません。
定点定時(同じ場所で同じ時間)にエサを与え、食べ終わったらエサの容器ごと片づけてしまう、食べ残しがあっても片づける。
その時間に間に合わず食べられない日があっても、だいたい複数の餌場を持っているので、1日ぐらい食べなくても心配はいらない。
食べそこなった猫は、お腹が空くので翌日以降は早めに来て待つようになります。
エサを貰える時間を学習すれば、長時間そこで待ち続ける必要がないので猫の存在も目立ちません。
食べたエサはフンになるので、簡易猫トイレを設置して適宜に取り除けば簡単です。
お腹がいっぱいになればゴミ漁りもせず、行儀よく人間社会で共存していきます。
↓ 以下、不妊手術を済ませた猫達。メスは左の耳先に、オスは右に小さくカット有り。