正しいエサの与え方
よく聞くように、
「野良猫にエサを与えるな!」
「エサをやるから増えるんだ!」
という主張は正しいのでしょうか?
では実際に「エサやりを禁止」するとどうなるのか、
行政アドバイザー石森氏の解説をYouTubeでご覧ください。
地域猫活動アドバイザー|地域猫活動って? (chiikineko.site)解説4
エサをストップさせても猫は減るどころか、逆効果ですね。
要するに「不妊手術をしないから子猫が産まれる」のです。
「エサやり禁止」にすると、生ゴミを漁る、家屋に浸入する、かごの小鳥や池の金魚を食べる等、トラブルが増えます。
しかし、エサの与え方にも善し悪しがあります。
悪い与え方
野良猫というのは誰かが捨てた猫や迷子、手術せず放し飼いの猫から繁殖した子孫。
悪いのは人間で、動物に罪などありません。
可哀想な猫が居たから、放っておけずエサを上げた
→苦情を怖れ、急いで立ち去る
→置きっぱなしになる
→エサの匂いに引き寄せられ、通りがかりの猫が居つく
→オスメスが居れば2か月後に子猫が産まれる
これが「置きっぱなし」の功罪。
「じゃあどうすればいいの?」
正しい与え方
定点定時(同じ場所で同じ時間)にエサを与え、食べ終わったら容器ごと片づける、食べ残しがあっても片づける。
その時間に間に合わず食べられない日があっても、だいたい複数の餌場を持っているので、1日ぐらい食べなくても心配ない。
食べそこなった猫は、お腹が空くので翌日以降は早めに来て待つようになります。
エサを貰える時間を学習すれば、長時間そこで待ち続ける必要がないので猫の存在も目立ちません。
お腹がいっぱいになればゴミ漁りもせず、行儀よく人間社会で共存していきます。
もちろん、不妊手術は必須です。
不妊手術を済ませた猫達。メスは左の耳先に、オスは右に小さくカット有り。