野良猫に手術をする際の道案内として作成しました

長い間、糞尿や夜中の発情期の声に悩まされたので、私は猫が苦手でした。

でも数年前、近所でメス3匹が一度に出産、乳飲み子がなんと9匹も・・・

ベランダから時々眺めるうちに、母猫が一生懸命育児する様子に感心し、次第に子猫の愛らしさに心奪われていきました。

親子合わせて13匹、子猫が大きくなるに従って行動範囲も広がり、以前にも増して目立つようになりました。

情報によると、猫は1年で数十匹に増えるという。

大変、大変!

振り返れば、これが猫に関わることとなったきっかけでした。

近所で同じように心配している人を見つけ、手術する決心はついたけれど・・・

13匹となると費用もかかるし、そもそも野良猫なんて捕まえられるの?

そこで経験者にて教えを請い、初日の捕獲を手伝って頂きました。

翌日からは自分達で取り組み、猫が捕まる度にご近所で車を出してもらって動物病院を往復しました。

主婦2人、試行錯誤しつつ数か月がかりで全頭完了!

これでもう安心、のはずですがまた新しい猫が・・・なぜ?

そこで、勉強のため他市の「地域猫セミナー」に参加したところ、

・エサの与え方にも善し悪しがあり、置きっぱなしは新たな猫を呼ぶ

・野良猫にトイレのしつけができる

・きちんと管理すれば、猫が迷惑な存在ではなくなる

等々、目から鱗の話に感動。

「この画期的な方法をぜひ東大和市にも!」と一念発起、翌年には講師を招いてセミナーを主催。

次回からは市役所主催でセミナーが行なわれるようになりました。

当初は情報もなく、システムも整っておらず途方に暮れましたが、

現在では、市民が気軽に捕獲するための環境が整っています。

チャレンジしたいとお考えの方、ぜひ市役所にお問い合わせ下さい。【環境課・環境公害係042-563-2111(内線1272)】

市の職員が捕獲して保健所へ持ち込むことはありません。
保健所(動物愛護相談センター)も殺処分目的では引き取りませんのでご安心下さい。

この対策が市内隅々に行き渡り、全ての野良猫が愛される地域猫となりますように・・・