道路でうっかり犬のフンを踏んでしまうとうんざりしますが、庭で猫のフンを見つけた時も同じです。
どうして猫は他人の敷地でそんなマナー違反をするのでしょうか?
それは彼らがトイレを持っていないから。人間だって家にトイレが無かったら外で排泄するしかありません。
それならいっそのこと、彼らにトイレを与えてしまおうというのが地域猫対策の画期的なところ。
糞尿対策には 1.猫にトイレのしつけをする方法 と
2.猫除けグッズなどで猫を寄せ付けなくする方法 があります。
1.猫にトイレのしつけをする方法としては猫トイレを設置する、ただこれだけ。
作り方・・・雨がかからず、ここなら猫が排泄しても許せるという場所をシャベルで少し掘り返して猫が好む柔らかい土の状態にする(砂利や砂を好む猫も居る)。
猫は、畑や花壇のようにフカフカな土が大好き。
その上に、その猫のフンや糞尿のにおいが付いた土を乗せておく。
フンが手に入らない場合はマタタビ粉(ホームセンターなどで売っている)を振りかけておく。
今まであちこちにしていた場所のフンは、匂いがしないように綺麗に取り去っておく。
すぐにトイレとして使う猫もいれば時間がかかる場合もあるけれど、いずれも草花を植える時のように、時々上の方を軽く掘り返して柔らかくしておいて下さい。
ポイントは、猫にとって心地良いと感じる場所をトイレとして提供するとともに、フンをされたくない場所を居心地が悪い場所だと感じるように仕向けること。
猫が嫌いな匂いやグッズについては以下を参考にして下さい。
人間の方で少し工夫すれば、猫は決まった場所で排泄するようになり、うっかりフンを踏んずけてしまうという不快さからも解放されます。
猫がトイレの場所を覚えたらそこで排泄物を拾うだけで済むので簡単・合理的。
ご近所の人も不快な思いをしないし、猫も嫌われ者になりません。
これは立派な、町の環境衛生向上への貢献になります。
プランターも利用できる
2.猫除けグッズなどで猫を寄せ付けなくする方法
糞尿の迷惑が他所に移動するだけで根本的な解決にはなりませんが、自衛として以下の方法が考えられます。
竹や木の小枝・鳥獣ネット・バークチップ・歩くと音がする防犯砂利・尖った小石などを敷く。歩きにくい場所を嫌う。
食用酢・木酢液・ハッカ油をスポンジや布に染み込ませて容器に入れて設置する。
コーヒー粕・カレー粉・香辛料・正露丸・市販の忌避剤を撒く。
センサー感知超音波を置く。(超音波が届かない場所は効果がない。)
猫によって効果が異なるので根競べですが、色々と試す価値はあります。
※竹の小枝は在庫があれば無料で貰えるので環境課に問い合わせてみて下さい(東大和市の場合)。
※確認したところ2020年1月現在は在庫なし、次回は7月頃になるとのことです。
追記・・・環境課によると、竹枝希望者がいないために廃止したそうです。(2020年4月に確認)
他市では・・・