野良猫に不妊手術をしてもとの場所へ戻すことをTNRといいます。
Trap(猫を捕まえる)
Neuter(不妊手術をする)
Return(もともと暮らしていた場所に戻す)
東大和市と立川市にはボランティア料金で不妊手術して下さる動物病院があります。
東大和市役所3階・環境課では猫を捕まえる捕獲器を貸し出ししています。
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オスメス両方が対象、1匹残らず手術、
野良猫はあっという間に増えます、ご近所で話し合って、頭数が少ないうちに済ませましょう。
こちらで作成した「捕獲の流れ」と「捕獲器の取扱い・画像入り説明書」という資料が環境課にあるのでコピーを貰って下さい。
初めてで不安な方は「経験者のアドバイスを聞きたい」と職員に伝えて下さい。
以下の動画がとても参考になります。(初心者向け実演は19分経過後~40分まで、約20分間程です)
「ねこから目線。」小池英梨子さんから学ぶ 猫の捕獲〜
捕獲する前に、飼い主の居ない猫かどうか、リサーチします。
エサやりさんから猫の情報を貰ったり、捕獲に協力して貰えると成功率がグッと上がります。
ご近所にも「市が推奨する地域猫対策を行なっている」と知らせます。
内緒でやると、せっかく手術したのに猫は相変わらず嫌われ者のままです。
市のチラシ(環境課)をポスティングしたり、向こう三軒両隣にも伝えましょう。
もと居た場所へ戻すのは何故?
捕獲し、動物病院で手術を済ませた後は猫を元の場所へ戻します。
野良猫でも、元の場所に戻さずに別の場所へ捨てる行為は遺棄罪として罰せられます。
たとえ他所の町に厄介払いしても、じきにまた別の猫が流れて来るのでいたちごっこ。
猫は縄張り意識が強いので、見かけない猫が現れれば追い出しにかかります。
なので手術を済ませた猫が居る方が断然 増えにくい のです。
いわば「町の警備隊」です。
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「猫は迷惑だ!」と文句を言っていても解決しません。
それよりも、人間側が知恵を使い、増えないよう地域のみんなで不妊手術し・トイレ・エサのしつけをすることで気持ちよく暮らす方が得。
「手術をして、一代限りとなった猫をみんなで見守る」優しさあふれる地域にしていきましょう。
不妊手術をした目印に、手術の際に片方の耳先を少しカットします。(麻酔中なので痛くありません)