お母さんのらねこのお話

この動画を見ると、数年前のあの日を思い出す。

 

いつまでも降りやまない雨の中、車の下で親子の猫が身を寄せ合っていた。

近所の人の話によると、ここで育児をしているらしい。

駐車場は水浸し、こんな場所にしか居場所がないなんて・・・

猫に関心のない私は、それまで野良猫がどこでどう過ごしているかなどという事を考えたことはなかった。

ショックだった。

人間や他の動物に見つからないよう、逃げ隠れしながらの育児はさぞかし大変だろう。

授乳中もあたりを警戒しながら、気が抜けない。

母猫は必死で仔猫を守り続け、気の休まる暇も、手足を伸ばして熟睡することもできないに違いない。

食べ物だってままならない・・・

彼らに深く同情した。

過酷な運命の野良猫を増やしちゃいけない、と心から思った。

その思いは今も変わらない。

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エイベット一般社団法人さんの動画です。

絵本はこちら↓

この絵本は、一般社団法人Happy Tabby の獣医師・橋本恵莉子さんと猫の活動家の碓井 朝美さんの共著。

野良猫に対しても優しい気持ちを抱き、そのまま大人になってほしい。
大人になっても、さくら耳の野良猫を見かけたら、誰か優しい人がお世話をしているんだなと、
優しい気持ちになってほしい。
そして、そんな大人ばかりの世の中になれば、きっと社会は変わる。

そのような思いを込めて作られたそうです。

クラウドファンディングを立ち上げ、大阪を中心とした小・中学校・図書館に寄贈されました。