目から鱗の猫フン対策・国立市のセミナーに行ってきました
12月7日に行われた国立市のセミナーは、動物愛護色を感じさせない地域猫対策セミナーでした。
今まで受講した各地のセミナーでは、猫の可愛さをアピールした写真を展示した会場も少なくなく、糞尿被害の悩みを抱えた参加者から嫌悪の声を耳にすることもありました。
長年、猫に迷惑してきた人にこそ、地域猫という解決方法を知らせたい、そして楽になって頂きたい。
地域猫活動は、猫を人間社会にとって迷惑にならない存在にしていく、地域住民による環境改善活動です。
不妊手術を徹底して頭数を増やさないようにし、糞尿対策や正しいエサの管理を行えば猫も迷惑な存在ではなくなる。
邪魔者扱いされなくなれば、結果として猫も暮らしやすくなるのです。
セミナー会場に並べられた猫除けグッズを紹介します。
①竹の枝・・・国立市の農家の方が発見した方法。
畑に猫がフンをして困るので置いてみたところ効果あり。
歩きにくくなるので猫が嫌がるそうだ。
東大和市役所にもあるので在庫さえあれば無料で分けてもらえる。
環境課に「猫の糞尿対策用に必要なので」とお願いすると届けてもらえるそうだ。
追記・・・2020年1月現在、在庫はありません。
7月頃にならないと準備できないそうです。
竹枝を紹介しても「美観を損ねる」という理由から試す人が居ないとのこと。
2020年6月現在、市ではゼラニウムの花を勧めている。(東大和市環境課に確認)
画像の枝は少し大きいので2~3つにカットして使うと良い。
重ねて置くのを想像していたが、このようにまばらに置けば良いらしい。
②割りばし・・・このように立てて並べる。
歩きにくくするという意味では竹枝と同じ。
③100均などでも売っているトゲトゲシート
一枚づつではあまり効果がないので、2枚をずらして重ねて置くと良い。
④ネット・・・きちんと広げて置いても意味がない。
バサッとたゆませて置く方が歩きにくくなるので効果が出る。
⑤忌避砂・・・少し荒い砂・粒状砂に石灰を沁み込ませた物。
猫が舐めるとピリッとするので嫌う、とのこと。
石灰を撒くだけでも良いのかな?
・粒状砂に木酢液を沁み込ませたものも効果があるらしい。
木酢液を芝生や土に撒くだけでは、雨が降ると匂いが消えてしまうが、
このように砂自体に沁み込ませたものだと長持ちする。
⑥消臭剤・・・猫ピタ(どんな匂いなのか、嗅ぐのを忘れた)
⑦フラワーアシスト・・・本来は上下逆さに吊り下げて使う物だが、植物の根元や植えたばかりの種や苗に被せるように設置することで、掘り返されたり糞をされるのを防ぐ。
⑧超音波・・・動物だけでなく若い年齢の人間にも聞こえる音なので不快に感じる場合も。超音波が届かない場所では効果がないので、狭い場所や猫の通り道に向けて置く。
以上。
他にも色々な自衛策があるが、その猫によっても効果が異なるので根比べ。
庭をすっぽりと網で覆うのが一番良いがなかなかそこまではできない。