地域から猫を全頭保護したのにすぐに増えた実例①
他市先輩のFacebookに良い例があったので、地名などを伏せて引用させて頂きます。
きょう、やっぱりなぁと感じた事象あり。
都内の大きな公園。
ここは、この近所の大学教授、地元住民女性数名、ホームレスがグループとなって手術活動&猫の世話を長年続けていた。
去年あたりから、この公園内の猫の相談が私に舞い込むようになり、今年に入ってからは子猫を連れたメス猫がいるという話まで聞くようになった。
「めずらしいな・・・とうとうグループが活動をやめたのだろうか?」と思っていたが真相がわかった。
ホームレスが亡くなり、女性達は高齢になり、大学教授は園内の猫をすべて保護して他県に引っ越してしまったのだった。
このように、地元で活動していたボランティア数名がやめてしまうと、わずか一年で未手術の猫が住みつき、産み、増える。
元いた猫を全頭移動させたとしても、このようにすぐに居着いてしまうというのが現実なのだ。
TNR活動は、ほんとに大切。
でも、地元住民への啓蒙活動も必ず行なってほしい。
一般の住民が、防犯、管理、監視の目を育て手術を継続出来る町作り、それこそが地域猫活動なのですから。
保護・譲渡してゼロにしても今回のようにじきに増える。
TNR(不妊手術)だけで「後は野となれ山となれ」では誰にも知って貰えないから不十分。
地域の目を育てること、継続すること、これが地域猫活動の秘訣。
画像は東大和市内の猫達。
手術も済ませて2組の人達が世話を続けている。
ポスター掲示や個別訪問はしたけれど、地域の目が育っているとは言えない。
そうだ、市役所作成の地域猫チラシをポスティングしよう。
・・・ちょっと待てよ。
いつも私一人だけでやるからダメなのね。
勇気を出して猫の世話をしている2組も誘ってみようかな。