3月7日開催のセミナーがYouTubeで配信されました。

前回のブログでご紹介したNPO法人ねりまねこさん主催のオンラインセミナーがYouTubeにアップされました。

2021/3/7
猫シンポジウム・オンラインセミナー 猫を通して社会を変える
第一部 長野県上田市 官民協働の成果

以下、私の勝手な解釈でざっくりとご紹介~

1一匹でも犬・ねこを救う会 松井氏

シェルターを所有し、長年に亘って多数の犬猫の保護譲渡実績を持つ愛護団体。
しかし、いくら保護してもきりがない現実に限界を感じるようになり、同じ頃「地域猫活動」を知る。
行政と対立するのではなく、協働する「地域猫活動」へ舵を切ったことで実りの多い活動に。

2長野県上田保健所 宮下氏

上田保健所・管内市町村・賛同する獣医師・動物関係団体・ボランティアなどで構成する任意団体を設置し、地域猫活動の推奨に取り組む。
猫の苦情がある自治会へ懇切丁寧に説明に通って説得、回覧板など啓発資料作りも積極的に行う。

3しんけん動物病院 松木氏

長野県はとても広大で、不妊手術が必要な場所付近に動物病院やボランティアが居るとは限らない。
それなら・・・と、現地まで移動手術車で駆けつけ猫を自ら捕獲し、その場で手術まで行っている。
行政経由の依頼に協力しており、ボランティアの気持ちがよく解る獣医さん。

獣医師は公衆衛生の向上に貢献する役割があると考えて、環境美化活動として社会に貢献している。
猫の習性を知ることが何よりも大切とのことです、HPにアップされています。

 

<印象に残った点>

・保護譲渡だけに偏ることなく、きちんと地域猫活動を行なっている区域は苦情ナシ。

・猫問題を解決しましょうね、地域のためになるんです、と伝えること。

・市のコミュニティFMで「猫に不妊手術しましょう」という放送が頻繁に流れるのを聞き、猫が増えて困っていたおじさんが連絡してきた。

・批判的・懐疑的だった人が、今では「地域のために頑張るんだ!」と積極的に活動に取り組む人に変わった。

・中立であること、偏らない事。

・この活動を多くの人に知ってもらい、その効果を伝えることで皆で取り組めるようにする、等々。

ではご覧ください。