猫を嫌われ者にしない秘訣
猫を大切に思うなら、嫌われ者にしたくないのなら、
「周りに理解してもらうための努力、これがとても大事です」
令和3年度板橋区地域猫セミナーにてNPOねこだすけ・工藤久美子氏が切々と語ります。
<概要>
猫に不妊手術をきちんと行なってもそのことを周りに伝えなければ、ご近所は「猫が増えるんじゃないだろうか、フンも増えるんじゃないだろうか」と非常に不安になります。
地域猫活動は、近所の皆さんと良い関係を作ることが大事。
「猫には不妊手術をしてありますしトイレも作ってありますが、何かあったら仰って下さい。できるだけ手を打たせて頂きます。」とこちらから丁寧にお知らせをしておく。
つまり「人とのコミュニケーション」これが全てと言えます。
向こう三軒両隣へのご挨拶、そして猫のふんへの配慮、これが大事。
多くの方は「面倒をみている地域猫を家族と同じように大事に思っています。」と仰います。
猫をご近所から暖かい目で見て貰いたいのなら、その猫がもし人間の家族だったら・・・と考えればよいのです。
例えば・・・幼い子どもでしたら「うちの子を宜しくお願いします。」と。
認知症で外を徘徊してしまうご両親でしたら「父(母)がうろうろしていたら是非知らせて下さい。申し訳ありません、時々出歩いてしまうので・・・」とご挨拶しますよね。そうすれば優しい気持ちで見守って下さるようになります。猫の場合もそれと同じです。
「ご近所への挨拶と気遣い、この、当たり前のことをするだけで良いのです。」
想いを込めて何度も発せられる言葉に心打たれます。
他にも、お料理教室のような「簡単に作れるトイレ」や「エサやり方法」の実演あり。
約20分程ですので是非ご覧ください。
【YouTube>令和3年度地域猫セミナー>板橋区公式チャンネル】(工藤氏の講演部分のみ抜粋)
その場で作れる簡単猫トイレ