Мさん3度目の挑戦、トータルで30匹!

Мさんから以下の相談が入った。今回も子連れの猫を捕獲するとの事。

前記事にも書いたが、他にも色々と問題のある地域で前途多難のようだ。

・不妊手術もせず庭で野良猫にエサを与え、数十匹にまで増えているお宅が近所にある。今回の猫親子もそこから流れてくる。蛇口を閉めるために前回の仲間とチームを組んで手術することにした。

・問題は、家主に健康上の問題があって意思疎通をとるのが難しい、手術に抵抗している。

・猫を毛嫌いする近所の人が私たちの活動を猫の愛護活動と誤解し、妨害する。

 

頭数の多い地域では既に問題が拗れてしまっている事が多い。他市の事例を見ても、解決するには中立の立場である市役所の協力が欠かせない。

誤解・妨害する人には市の職員から「この活動は猫を可愛がる活動ではなく、猫問題解決のために市が推進している施策です。」と説明してもらう。

そこで、市役所に以下の協力をお願いしてはどうかとМさんに提案した。

 

・苦情者や関係者宅への訪問、説明

・「普及用チラシ」の他に「手術のお知らせ用チラシ」の作成

手術告知用

Мさん達は市役所の窓口に熱心に足を運び、市職員もその熱意に応えた。

今回は頭数が多いので、市役所の捕獲器3台と私の4台を数か所に分けて設置。

チラシのポスティング、説明のための戸別訪問も行なった。

(上記の画像6枚、Мさんより提供)

根気強く継続した結果、捕獲した数は30匹あまり、既に妊娠していた猫も居た。

もしも手術せずに放置していたら大変なことになっていただろう。

猫の繁殖放置を看過できない問題として、対策を進めるよう議会でも取り上げられた。

暗中模索、五里霧中で頑張ったМさん達の熱意はもとより、市職員やチームの活動を支えた人々の協力は称賛に値する。

では、今回もМさんがお寄せ下さった体験談をご覧ください。
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Мさん体験談その3 差し替え版