うまかんべぇ~祭と変電所公開
2017年4月22日(土)と23日(日)に都立東大和南公園にて開催した“うまかんべぇ~祭”は、62,000人を集めたと報道がありましたが、同時に公開した「旧日立航空機株式会社変電所」にも多数の皆様方が見学に来ていただきました。
2日間で、変電所の見学者数は3,881人に上りました。
昨年の“うまかんべぇ~祭”では1,341人でしたから、約3倍、人数にして2,541人も増えました。
多い時は、変電所内が人、人、人で埋まり、説明にあたっていた私たちボランティアも人並みに押される勢いでした。
普段は小さな子供たちから「お化け屋敷みたいで怖い」と言われている戦災変電所ですが、両親の手を握り、恐る恐る入ってくる様子も見られました。
高校生の一団が、じっと展示物を見ていたり、貫通した跡のある外壁を見ている人たちに、戦争の悲惨さが伝わったことと思います。
戦争で多くの尊い命が犠牲になったことを、この被災変電所は語り続けています。
最近、世界のあちこちで、きな臭いことが起こっていますが、「私たちの町は戦場だった」ことを、次の世代に伝え、恒久平和を願う大きな力になってくれていることと信じています。
最後になりましたが、今回の公開時から、変電所を保存、補修する費用に充当する「募金箱」を設置させていただきました。
早くも、多くの皆様から暖かいご厚志をいただきましたことを、この場をお借りし、御礼申し上げます。
大一大万大吉