玉川上水駅周辺の風景5
「小さな憩いの場所」
玉川上水駅南口から上水下流に向かって遊歩道を4、5分歩くと玉川上水小平監視所がある。
この監視所の裏側、川に沿って降りていくと、
川の上長さ7、8mの木の橋・玉川上水小橋が架けられている。
橋の上に立つと、水が石垣の間から滝のように流れ落ちる様子が目に止まる。
よく見ると、川底からも水を湧き出ているのもわかる。
「甦る水」の看板がかけられているが字が小さいので読みにくい。
監視所で浄化された水を放流に工夫を凝らし造られたのであろう。
橋の上から川を覗くと鯉・緋鯉がときどき泳いでいる姿が見られる。
鯉は橋下に隠れてなかなか見られないこともある、
ある日、橋の近くに止まっているサギを見つけ、逃げる前に何枚か撮った。
散歩途中、ほんのわずかな時間、立ち止まる小橋にすぎないが、
滝を見、湧き水を見、鯉を見、流れる清流を見て通る、
筆者は秘かに「小さな憩いの場所」と呼んでいる。