玉川上水駅周辺の風景50
一本の銀杏の木
東大和南公園の入り口付近に一本の銀杏(いちょう)の木が立っている。
広い公園内をくまなく探したが銀杏の木はこの一本のみであった。
この銀杏が色ずきはじめたのは10月の下旬、
その頃から、完全に葉が落ちる12月初旬まで
公園を訪れる度にスマホで撮りつづけた、
11月下旬から12月初にかけての一週間が最も見頃であった。
公園内は、色とりどりの紅葉につつまれるなかで、
真黄色の一本の銀杏だけが特別に輝いていた。
突然、公園に金色の塔が建ったような光景であった。
その間、この銀杏の木にこだわって撮りつづけた、
一本の銀杏の木に気がつくのは紅葉のわずかな間である
来年は、緑濃い時期から撮りたいと思っている。