東京雑学大学 2018年3月の講義予定のお知らせ
参加費は、1回500円です。
学生会員に入会すると、毎回資料代(100円~300円程度)だけでご参加できます。
学生会員の年会費は、5,000円です。(年度内途中入会には、割引があります。)
下記のホームページに、最新の情報と会場ご案内地図を掲載しております。
(クリックしてください)
http://tzatudai.ec-net.jp/kaizyoumap.html
開催時刻は、いずれも午後2時から4時までです。
(ただし、第2木曜日の講座は、2時半から)
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会場:西東京市民会館
1122回 2月22日(木)
演題:カフェの系譜ー日本独自の喫茶店文化をたどる
講師:澤野 勉氏(新渡戸文化短期大学名誉教授、日本風俗史学会評議員)
最近では「認知症カフェ」「猫カフェ」などと、カフェの用語は癒やしを含んだ集会所の意味に広く使われています。
元来、コーヒーを意味するこの言葉、日本では今でいう風俗営業を含めたさまざまな意味で使われてきました。それは喫茶店の歩みとも重なります。庶民の風俗の中の”くつろぎの空間”の変遷をたどります。
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会場:田無公民館
1123回 3月1日(木)
演題:文学にみる“労働”の諸相
講師:大和田 茂氏(法政大学・城西大学講師)
日本の文壇にはじめて労働者出身の作家が登場し、「労働文学」と称される潮流が生まれ、広く注目されたのは、1916年頃だった。
その後「働く」姿や「職場」は、文学の重要ファクターになった。今回は、宮嶋資夫「坑夫」から、芥川賞受賞作「コンビニ人間」まで、「労働」がどのように描かれてきたかを考えてみます。
会場:多摩交流センター
武蔵野市かたらいの道(遠隔講座)
1124回 3月8日(木)
演題:「外航商船の元船長が話す商船と日本海員・海運の現実」
講師:高橋二朗氏(船長・海事補佐人、弁護士法人むらかみ所属)
肉や果物など食料から電気やガソリンの原材料まで商船で運ばれていますが、身近でありながら意外と知られていない、島国日本の海上輸送と船員の仕事や船内生活の実情及び船の種類と構造を話します。
また、広い海でなぜ船同士が衝突するのかを適用法から解説し、外国航路商船に日本船籍も急激に減少し、日本人船員がほぼいなくなった実情を話します。
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会場:柳沢公民館
1125回 3月15日(木)
演題:自分でできる健康長寿実践法
講師:田口誠弘氏(健康長寿現役実践の会代表・実践家・講師)
「健康長寿と認知症予防」は国家的課題です。寝たきりになりたくないとか、認知症になりたくないとか漠然と心配している方も多いと思います。
私の実践体験から推測して、50%は、自分次第で健康長寿も認知症予防も克服できると信じています。講義では、80歳になる私が実践してきた食事、運動、社会とのかかわり方などを、日常生活レベルで紹介します。
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会場:西東京市民会館
1126回 3月22日(木)
演題:「よみがえれ! 武蔵野の雑木林」
講師:田中雅文氏(日本女子大学教授、武蔵野の森を育てる会代表)
江戸時代、玉川上水がひかれて武蔵野台地に里山(農地、屋敷林、雑木林)がうまれました。しかし、都市開発にともなってこれらの緑は激減し、多摩地域の雑木林はわずかに点在するだけになりました。 これらの武蔵野の雑木林を、どのようにしたら未来へとつないでいけるのか。各地の事情を交えながら皆で考えます。