セキュリテイー

妻名義の預金を下ろす
妻の入院に伴う入院費、治療費や一週間分のパジャマ,タオル等の費用を妻は、自分の
預金口座から下ろして支払いに充てるように夫に依頼した。
ところが夫と言えども妻
名義の預金通帳と届出の印鑑が
あっても下ろすことは不可能である。

どうしても下ろしたい場合は、次のような書類等を提示する必要がある。しかも、銀
行によって下ろす金額に制限
がある。

 妻の預金口座からの預金引き下ろす手続きの例


銀行名等 必要書類等(身分証明の書類、車の免許証、保険証等の他に下記書類) 引き下ろし希望金額
A銀行 入院費・治療費等請求書または領収書、入院に必要な品物の領収書(パジャマ等衣類、日用品) 請求書または領収書金額以内
B銀行 入院費・治療費等請求書により病院等への直接振り込み 請求書

C銀行

夫の本人確認のできる身分証明の書類 希望額
40万円程度

預金通帳と届け出印鑑を持参して引き下ろし用紙に口座名、氏名、印鑑、住所等記入

この対応に当たっては、銀行は、通常預金担当の課長が、事情を聞き関係書類や手続
きにについて説明をしてくれる。2回以降の場合も同様の手続きを必要とする。
A銀行の場合、請求書または、領収書の金額以内の金額を下ろすことが条件でそれ以
上、いかなる事情があろうが一切聞く耳を持たない。入院に関わる諸々の費用がかか
るといくらしつこく、粘り強く、しぶとくまた、泣き言を言っても頑として拒否する。
その点、C銀行は、夫の身分さえはっきりしていれば入院治療にかかる費用をとりあ
ず引き出すことが可能である。どちらの銀行がセキュリテイー上、安心か?

キャッシュカードは、上記の手続きは一切不要である。カードと暗証番号さえあれば
自由に下ろ
すことが出来る。(夫は信用される証拠が必要である。カードは信用さ
れている)

こちらも、預金者にとってどちらがセキュリテイー上安心であろうか。
銀行にとっては、カードによる手続きは、人件費がかからず経営上の施策でもある。
しかし、カードを作らない預金者の事情もある。落とす、失う、詐欺に遭うというよ
なリスクつまり一種の自己防衛のセキュリテイーである。
キャッシュカードもクレジットカードも持たないカード難民である。

知人の奥さんが、地方銀行の預金課長をしている。知人によると預金課長の奥さんが
夕食時の話題で、夫が、妻の預金を下ろしにくるが、必要書類の持参の条件を説明
する。
夫の理屈や言い訳また泣き言で預金を下ろしたいと強要するが、課長は頑と
して断る。

しかも、下ろす場合は、病院等の請求書等の金額を直接、病院の預金口座に振り込
むことが条件であ
る。これがB銀行の場合で、預金者にとってセキュリテイーが頑
丈である。

後で、家庭騒動となり銀行が巻き込まれたり、下ろしたことの責任を持ち込まれた
りと
トラブルの原因になるからである。

代理人指名
上記の手続きは、かなり制限があるため、
不測の事態に備えて代理人の指名手続き
ができる。
銀行により多少の違いがあるので予め電
話にて確認しておく。

<申し込み>
預金者本人が銀行に出向き代理人の指名
をする。(代理人は二親等以内の親族)
持参書類等①取引印鑑②預金者本人確認
書類
<出金>
指名を受けた代理人が銀行に出向く
持参書類等①預金者の取引印鑑、通帳②
代理人の顔写真付確認書類

 

 

 

 

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