新しい遊び場
調整池跡地を公園に
昭和45年(1970年)入居が始まった芝中団地も46年の歳月が過ぎた。
空堀川の整備にに伴い団地建設に伴う造成のため大量の雨水を一時的に貯めて河川への雨水の流出量を調整するために造られた調整池が不要となったため跡地を公園に整備されたようだ。
五中橋から五中の擁壁に沿ってカラフルな公園入り口の通路を下ると右側に広がるコンクリート張りの広場、左側には空堀川が流れている。
スケボー
第五中学校へ登校する五中橋から下流の中砂の川橋にかけて殆ど植栽のないコンクリート敷きの公園が造られた。約300メートルのやや下流に向けて傾斜しているがスケボー練習に適してるように思える。いまパリで行なわれているオリンピック・パラリンピックではスケボー種目で少年少女たち(最年少者は14歳)が活躍した。
建物の擁壁までコンクリート張りの公園が広がる。この広がりは、中砂の川橋まで続くが途中には変化を持たせて薄茶色のコンクリート敷きに芝生を配して円庭を思わせる。そして、川縁まで続く階段がアクセントとなっている。
川縁は、水遊びが出来るように水辺までのグリ石をつたわって下りると砂地に流れがある。川遊びを楽しむことが出来る。
水辺の向こうに見えるのは、芝中団地のマンションが並んでいる。ここの住人の皆さんは憩いの場所としてこの公園を楽しく利用出来る。
空堀川は、冬には、水が涸れたので空堀と名付けられたが、その昔は、川底が砂地であったことから砂の川が一般的な呼名であって上砂、中砂、下砂と地名ともなった。下流にも西砂、東砂の地名があり、橋、公園等の名前にもつけられた。
コチドリの繁殖地か(全長16㎝、翼開長35㎝日本の千鳥の中で最小)
コチドリが卵を産んでる場所を友人が教えてくれた。それがこの公園のそばを流れる空堀川の砂地である。ユーラシヤ大陸に広く分布していて、日本には夏鳥として渡来し全国で繁殖し、4~7月に砂浜や埋め立て地、造成地に巣を作り小石や小枝を敷いて3~4個の卵を産む。
空堀川のコチドリは、川底の砂地を選んで卵を産んだ。しかし、近頃の激しい雷雨により水かさが増して流されてしまったのではないかと心配である。