野外劇場in上北台
真夏の一夜の夢<Dreamtime>
8/3~8/5立野西公園にて野外劇場の公演があった。モンゴルの遊牧民パオを思わせるテントの中で直径5メートルの円形の舞台はゆっくりと回転している。天井からは照明がまぶしく照らしギターにあわせて音楽が音高く鳴っている。円形の舞台を囲んだ客席はほぼ満員である。
音楽と歌に合せて男女二人の役者が、回る円形の舞台を激しく舞い動く。入場無料だが、予め渡された折り紙に小銭(10円以上)を包んで用意する。面白かったらこの折り紙に包んだ小銭を投げ銭する。
遠い宇宙の物語
さて、今回の出し物は、金魚姫と蛇ダンデイー。この二人はススキが原の鏡池で出会い恋に落ちます。蛇ダンデイーのギターにあわせお互いに好きになったわけを相手を褒めあって歌っています。
(投げ銭が四方八方から舞台目がけて飛んできます)
そこに宇宙から一通の電報が届きます。それは宇宙人からの宇宙の旅への招待状でした。赤い糸で結ばれた二人は、宇宙を旅します。まるで夢の中にいるような気持ちを楽しんでいます。
星々の光があちこちから降ってきます。あの綺麗な星へ行ってみたい。しかし、待てよあの星からの光は、この地球になん億年もかけてやっと届いたんだ。とすると、その星に着いたときは俺たちは、なん臆年前の俺たちになっている。
(投げ銭が四方八方から舞台目がけて飛んできます)
野外劇団は特設野外円形劇場「ラフレシア」を設営して回り舞台の上でミュジカルのように歌い、踊り、観客から折り紙投げ銭をいただき、全国を公演して15年が過ぎた。舞台を取り巻いている観客は、この円形劇場のフアンらしく投げ銭のタイミングとか歌の手拍子や台詞の合いの手を心得ていて舞台を盛り上げていた。