高木獅子舞

雨模様の高木獅子舞

獅子舞は、江戸時代から毎年9月高木神社の祭礼で奉納されます。高木神社の社務所にて三頭の獅子(雄二頭、雌一頭)と狐、それにささらの少女達は、派手やかな衣装に身を包んでが石段に並んで写真撮影をしてから神社境内(土俵)に勢揃いします。
雨模様です。保存会の役員は、早く始めないと雨が降ってくると心配して準備を急いでいます。本来は神社の正面の階段を神社の境内に向かうところをそれをはしょって社務所から直接裏階段を上がりました。

 

保存会の司会者が、獅子舞の紹介をすると狐が、拝殿にに向かってお祓いをします。お米を境内にばらまいてからお祈りをします。
江戸時代に悪疫が流行したとき、その退散と五穀豊穣を祈願して踊られたのが始まりと言われています。歴史をたどると途中で中断があったりしましたが、平成10年(1998年)、高木獅子舞保存会が結成され郷土芸能として現在に継続されていますが後継者不足には苦慮しています。
司会者の説明では、獅子舞には、子孫繁栄の祈願もあるとのことで彼には子どもが3人、孫が8人いるとのことでご利益を受けているとのことでした。
確かに、狐は、左手に持っているのは軍配ウチワ、右手に持っているのは、男性のシンボルである木彫りの張りぼてを振り上げて踊ります。

踊り手が境内に勢揃いしますと笛と歌に合せてささらの少女達がささらを鳴らします。四隅に華やかな彩りの牡丹をあしらった花笠衣装の少女達のささらに合せて土俵の中、一頭の雌獅子をめぐって二頭の雄獅子がまた狐が合いの手をいれて四頭が絡んで踊ります。二頭の雄同士が、雄獅子と雌獅子が、二頭の間にちょっかいを出す狐とが互いに絡み合ってあたりにかがり火が点されころは踊りは佳境に入ります。
舞が、盛り上がりを見せるあたりから【思いも寄らぬ朝霧が降りて、そこで雌獅子が隠されて・・・】雄獅子同志の喧嘩、雌獅子に言い寄る狐、その狐を追い払う雄獅子と舞は最高潮に達します。最後に獅子三頭と狐は和解をして舞納めとなります。

高木の獅子舞モニュメント
高木神社の本殿左側に獅子が太鼓をたたきながら舞う姿がモニュメントとして平成4年1月東大和市が設置しました。高さ2.1m幅1.2mのブロンズ像です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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