墨ひとすじ
第20回墨遊展最終回
2001年に始まった墨遊展も今回の展覧会をもって終了となりました。四半世紀の永きにわたり水墨画に厚い眼差しを注いでくださった皆様に深く感謝申し上げます。
一時は、2箇所の教室にて20数人の水墨画愛好家が集い修行を積んでいました。しかし、老齢化に加えパンデミックな感染症に阻まれて数人の愛好家による墨と水と紙の細やかな教室となり継続を諦めざるを得ません。現在の狭山公民館の月2度の教室も今年6月をもってたたむこととなりました。
佐竹雲遊先生は、1937年茨城県大子町に生まれ、2000年に墨遊会を設立し、2003年には第1回墨遊展を東村山にて開催した。その後、各種水墨画団体に所属し2007年には東京芸術劇場にて個展を開催した。
その後も2013年同じく東京芸術劇場、2014年に伊勢丹百貨店、2017年に水戸市常陽芸文センターにて個展を、また、水戸市常陽芸文センターでは模写・佐竹三十六歌仙絵巻本を展示した。
2017年には、京都醍醐寺・霊宝館に四曲屏風・雪中弁天堂之景が国宝、重文とともに現代作家として展示公開された。
第20回墨遊会記念展には、佐竹先生他7人の会員が展示25点のほか模写・佐竹三十六歌仙絵巻の一部が展示されました。
佐竹雲遊
飯島鶴子
小嶋正子
杉本五十子
谷合アイ子
廣田京子
福田 進
模写・佐竹三十六歌仙絵巻
5月24日(金)~26日(日)の3日間の172人の来場者があった。市長、副市長も観賞いただいた。