お隣との環境
菊の苗の無料配布「環境市民の集い」
6月1日は、東大和市環境市民の集いであった。
朝早くから中央公民館ホールを中心にイベントの準備が進められて各ブースはごった返していた。
菊花愛好会も毎年参加して街をお花できれいに飾ろうと菊の苗を市民に無料で配布していた。今年も朝早く中央公民館前に菊苗を運び込むことになっていた。
朝、昨日から用意していた100本の菊苗を小型のリヤカーに積み込んで玄関を出ようとしていたら若いおかーさんがおはようございますと挨拶してくれた。顔を上げると2軒となりのお嬢さんで赤ちゃんをおんぶして出かけるところであった。おはようございますとあいさつを返したが今まで顔を合せても言葉を交わしたこともないのにと「今日は環境市民の集いが公民館前で催されて菊の苗を市民の皆さんに無料で配るんです。」
すると、向こうから、「いつも綺麗な花見せていただいています。」とうれしい言葉、「ありがとう」のお礼を言った。今日は良い日だと思わずひとり微笑んだ。
一人暮らしの老人が、子どもたちと同居するため住まいを不動産屋に売った。不動産屋は、70坪の土地を半分にして建て売りの戸建てを売り出した。その一軒に都区内から夫婦と子ども二人が引っ越してきた。
そこの小学生の女の子が、庭で一人で遊んでいたから家内が趣味で作っていた貝雛(ひな祭りに近くハマグリの貝に金襴の布を貼り付けて雛に見立てる)を上げようとしたところ「知らない人からもらってはいけません」とママに言われているから「いらない」と言ってもらってくれなかったと悄気ていた。
その女の子が、赤ちゃんも生まれこんな立派な挨拶が出来るような大人になったことに驚いた。
会員が、菊の苗やコスモスや朝顔などの苗も持ち寄って350本ほど集まった。ビニールの袋に2本づつ入れて市民のみなさんに配った。10メートルほどの行列も出来て20分も経たない内に配り終えてしまった。