青梅街道の歩道拡張
青梅街道の歩道が広がった。
バス停でバスを待っている人がいると歩道を通るのに
車道へ避けて歩くことになるほど歩道は狭かった。
今、南街方面から奈良橋方面に向かって車道へ50㎝ほ
ど歩道を広げる工事が行なわれている。
コロナ感染防止のソーシャルディスタンスにも近づい
ているかもしれない。
自転車は、車両の扱いであるから車道を走ることとなっ
ているが特別に高齢者や子どもは、歩道を通ってもい
いこととなっている。しかし、高齢者、子どものみな
らず若者も歩道を走る。歩行者は小さくなって自転車
を避けて歩く。
自転車スマホの若い女性が奈良橋庚申塚交差点を奈良
橋方面へくら寿司横の歩道を走り下りてきた。反対側
から男がやはり自転車で歩道を上っていく。相手の自
転車に気づいた自転車スマホのお嬢さんあわてて左手
をハンドルに戻した時、持っていたスマホをくら寿司
の垣根に投げ飛ばしてしまった。
垣根の中は雑草が生い茂っている。スマホを探しても
見つからない。男も一緒に探したが見つからない。女
は男に”スマホ持っていたらかしてくださる?”と言うと
男はバックからスマホを取り出して女に渡す。女は、ダ
イヤル数字を押してから垣根の根本に耳をこらす。
すると
”リーン リーンと虫の音が聞こえる。
女は、虫の音に向かって手を伸ばす。女の手にはスマホ
が戻っていた。
二人は見つめ合って微笑んだ。
女は、スマホの押したダイヤル数字を削除して男に返す。
自転車の通行が増えるかも。
歩道が広がると車道が狭くなる。車道を走っていた若
者の自転車は歩道を走るようになる。自転車のすれ違
いは厳しい。歩行者が邪魔になる。やはり歩行者は歩
きにくくなる。