来世の住まい
あの世の住まいさがし
三度目の住家
一度目は、上京して下宿さがし。二度目
は、世帯をもって家族暮らしの家さがし。
三度目は、あの世の住まいさがし始めて
3年目。
60年連れ添った連れ合いに先立たれて未
だ墓がない。

墓地の運営管理は、市町村等公共団体、
宗教法人、または公益法人に限られてい
る。
公営霊園(公営墓地)は都道府県,市町
村が管理主体となる。東京の場合は、公
益財団法人・東京都公園協会霊園課であ
る。宗派等自由。
民営霊園は、財団法人、宗教法人が運営
主体で一般の公園墓地である。宗派等自
由
寺院墓地は、その寺の檀家となることが
条件。入檀料、維持会費、お布施等

都立霊園申し込み
一度目は小平霊園。近場のため。しかし、
抽選に外れた。
お墓のイメージは、よくある先祖代々の
お墓である。

二度目は、競争率の低い多磨霊園の樹木
葬(樹林型合葬埋蔵施設)。
抽選の結果は当選。
喜んだのも束の間
墓地案内パンプレットで埋蔵、納骨、参
拝の方法を見て現地を確認した。
長男夫婦も同行してビックリ!!
盛り上がった土塁(四角形)にサルスベ
リの木が2~3本植えられていた。
正面に焼香台があり参拝出来るようにな
っていた。
”お父さんこれでいいの?”長男夫婦が口
を揃えて咎めるように言う。
”いいよ”と言い切った。
思案投げ首
それから悩むこと半月。
<多磨霊園・樹林型合葬埋蔵施設>


樹林型合葬埋蔵施設とは?
➀.遺骨を骨壺から出してパウダー状にして
粉状遺骨として直接土に触れる形で埋蔵する。
➁墓誌はない。
③納骨は、管理事務所の職員が行ない埋蔵に立
ち会うことは出来ない。
④参拝は施設内に設置の献花台で行なう。
無縁墓と同じのため辞退
「遺骨を金槌で砕いて粉にする」想像
するだけでホラー映画を見ている感じ。
「墓誌がない」だれが、どこに埋葬さ
れてるか分らない。
「参拝は共同の献花台」誰になにを拝
んで、祈って、伝えているかわからな
い。
スタート地点に逆戻り
近隣の霊園からパンフレットを取り寄
せて、長男同伴で現地に赴いている。
狭山湖霊園
市内の石材店に狭山湖霊園の広告が出
ていたので立ち寄った。パンフレット
を見て、ここから近いし、周りに森が
あり、見晴らしが良いと勧められた。
長男の車で西武球場の先から急な坂を
登って現地に到着。この上り坂は、と
ても歩いては無理である。
確かに見晴らしは良いが車かタクシー
でないと歩いてくるのは困難である。
しかし、長男は気に入っている。
一区画は4㎡の区画面積で墓所使用料
240万円。
これに工事費と墓石等を入れるとこの
金額の2倍となる。つまり約500万円で
ある。
4㎡区画面積は、タタミ2畳半でかなり
広いために2分割にすることも検討され
てるとのことである。
石材店には、2分割の情報があった時に
はその情報をくれるようにお願いして
いる。費用が半分になる。
都営霊園との墓所使用料を比較すると
狭山湖霊園は、1㎡あたり60万円に対
して都営の多磨霊園は92万円、小平霊
園は87万円とあまり安くない。
地の利の問題かと思う。
<狭山湖霊園>





