温暖化

植物に異変?温暖化
文化祭参加の菊花愛好会の菊花展は10月29日(火)から11月1日(金)まで開催した。
10月末には開花した菊の花が昨年に引き続き今年も咲かない。原因は、暑さにある。今年の6月に夏日つまり25度以上が21日その内真夏日つまり30度以上が7日あった。7月は全日夏日で真夏日は25日であった。

毎年10月29日頃が菊花展会場への搬入日でありその日が審査日である。この日に、審査員が、菊の咲き具合を見て優秀花を審査・決定する。

今年の文化祭の菊花愛好会菊花展は、咲いてる花が少なくて出展総数約30点(切り花等を除く)ほどの大変淋しい展覧会であった。
メインの飾り場所には三本立て盆養は、たった3鉢であった。規格(丈の長さ105㎝三本の花が天、地、人とバランスよく花が咲いてること)に達してないために殆どの会員が出展することを諦めた。
その他ダルマ仕立て、ジャンボ福助、福助等の種類も同様であった。
開花対策
花を咲かせ出展出来た会員はどのようにして咲かせたのか。
①8月20日からシェード(開花を早めるためシルバーフイルムまたはとんがり帽子で暗くするシェード処理(毎日夕方4時~翌日6時まで)して花芽分化を早める)を2~3週間続けて行なった。(シェード3日間で1日開花を早めると言われている。)
②真夏日は、朝から24時間菊に向けて扇風機を回し続けた。

菊花展時期を遅らせる
菊花愛好会の菊花展は文化祭に参加しているので文化祭期間中に行なう必要がある。文化祭の期間は10月15日頃から文化の日(11月3日)までとなっている。この期間に合せて菊花展を開催しなければならない。
従って10月末から11月3日までの期間となってくる。

蔵敷公民館菊花展示「フクちゃんの菊づくり菊花展示会」
1週間遅れで蔵敷公民館でフクちゃんの菊づくり菊花展示会を11月7日から9日まで展示会を行なった。1週間の差は開花に大きく影響し開花してる菊が、文化祭の菊花展に比べ圧倒的に多かった。(この菊花展示会は、菊づくり講座の後、自主グループを結成しフクちゃんの菊づくりと命名し、3年目となる)

農産物にも
先日の産業祭(11/3日・4日)にて農産物の共進会の優秀産品を見た。色艶、形など美味しいそうに見え気象との関係について聞いて見た。暑さによる成育に変化が生じて開花、果実の成熟に支障を来たすようになった。これを補正するためビニールハウスにて温度や湿度などを調整してその植物に適した気候の中で成育させ収穫することとなる。また、薬剤等により成長の促進など、今や、自然には任せて成育、収穫は困難である。とのことであった。

菊花の開花を早める対策
①早咲き品種を選ぶ
②挿し芽を早める(4月中旬)(発根を促進のオキシベロン使用する)
③菊の生長促進剤を使用する。(ジベレリン,メネデール)
④8月中旬を目処にシルバーフイルム等遮光ネットにより株全体を覆い日長を11時間程度にシェードして花芽分化を早める。(午後5時~翌朝6時)
⑤真夏日には扇風機等で風を送り温度を下げる。

神代植物公園菊花大会を見学
フクちゃんの菊づくりメンバーは、11月15日(金)神代植物公園の菊花大会見学と研修を兼ねて訪ねました。JR三鷹駅南口からバスにて約20分にて武蔵野の面影が残る園内は、四季を通して草木の姿や草花の美しさを味わうことが出来る。
10月26日から始まった菊花大会は、今真っ盛りに咲き誇っていた。温暖化のせいで年々開花時期が遅れ気味となっているため今が満開であった。名物の花車も花が咲き揃って園内を賑やかに彩っていた。
この開花状況を見ても菊花展の開催日は、一番見頃の満開となる11月一週目か二週目の土、日を挟んだ日程を選びべきであると思う。

          名物の神代花車

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