あかく咲いても冬の花

さざんかの宿

大川栄策のヒット曲である。
カラオケでよく歌われる。昭和58年(1982年)レコード発売、180万枚
の売り上げ。第25回日本レコード大賞・ロングセラー賞受賞
作詞:吉岡治 作曲:市川昭介

歌詞について、今は当たり前の言葉となったが、当時不倫という言葉より浮気
または、道ならぬ恋という言葉が当てはまった。

今、さざんかの花があちこちに咲いている。垣根にして赤、ピンク、白と
交互に庭を囲んでいる。

さざんかの宿

1,くもりガラスを手で拭いて  あなた明日(あした)がみえますか
  愛しても 愛しても  ああ 他人(ひと)の妻
  あかく咲いても冬の花 咲いてさびしい さざんかの宿

2,ぬいた指輪の罪のあと かんでください思い切り
  燃えたって 燃えたって ああ他人の妻
  運命(さだめ)かなしい冬の花
  明日はいらない さざんかの宿

3,せめて朝まで腕の中 夢を見させてくれますか
  つくしても つくしても ああ他人の妻
  ふたり咲いても冬の花
  春はいつくる さざんかの花

おとこ歌おんな歌
この歌の歌詞は、おとこの立場(側)かおんなの立場(側)を歌っているだろうか。

おとこの立場<愛しても愛しても ああ他人(ひと)の妻>(1番の歌詞)
ーおとこが愛しても愛しても相手のおんなは所詮他人の妻ー
おんなの立場<つくしてもつくしてもああ他人の妻>(3番の歌詞)
ーおとこにつくしてもつくしても所詮わたくしは他人の妻ー
そして2番、3番のピンク文字の部分もおんなの感情を表している。

ということでおんなの立場(側・気持ち)を表していると言えると思う。

 

伊豆の修善寺温泉、桂川にそった遊歩道、竹林の小径、独鈷の湯、赤い冬の花
さざんかの花が咲いている。登場人物のおかれている境遇(シチュエーション)
の背景を思い浮かべてしんみりと。

ところが、カラオケで歌うのは殆どがおとこである。
歌う歌は、歌詞が気に入っているばかりでなくメロデイーにひかれて歌いや
すい歌も
歌われる。
なんと言っても歌っているのがおとこの大川栄策であるということ。
ホームカラオケで静かに歌いましょう。

 

Follow me!

前の記事

疫病と祈り

次の記事

手間いらず