改修が終わった変電所跡1

改修が終わった変電所跡1

 長い間、覆いに包まれて、何をしているんだろうと話題になっていた変電所跡。
 平成29年度(2017)・現地調査から、令和3年度(2021)・工事完了まで、3年越しの改修工事が完了しました。

工事中の変電所跡 クリックで大

 工事費の一部にと、ふるさと納税をしたことから内覧会の案内を受けました。
 どのようになったのか興味しんしん、10月17日の午後出掛けました。

7月13日の変電所跡 クリックで大

 ちょうど雨が降っていたこともあってか、会場は静かでした。でも、しっとりとして、とても良い雰囲気でした。

当日の受付 クリックで大

 受付を済ませて早速建物内に入ります。市の職員とガイドの方々の丁寧な応対に感謝をしながら、内部を見渡します。大分雰囲気が変わりました。
 今回はポイントのみを紹介して、後日、詳細に書きます。

1階東側の部屋 クリックで大

 砲撃の弾が貫通した跡はちゃんと残されて居るだろうか、足を速めます。
 貫通した跡がきちんと保全されていました。相当に綿密な作業であったと推測します。
 後日、苦労話も含めて、細かく教えてもらいます。

貫通した弾痕跡と周辺の破砕状況が見事に保全されました。
クリックで大

  展示の風景は大分変わりました。詳細は別途書きたいと思います。一例を挙げます。
  昭和20年(1945)の空襲について次の説明板があります。

昭和20年(1945)の空襲 クリックで大

・2月17日 グラマンF6やカーチスSB2Cなど50機
・4月19日 P-51マスタング数機
・4月24日 B29 101機編隊

 日付と来襲機種をあげて攻撃の様子を明らかにしています。
 これは建物外壁の銃撃痕につながって、例えば
・どこから飛来したのか
・日立航空機工業(株)だけが対象だったのか
・どんな航路を飛んできたのか
 など、話題が尽きません。
 さらに近くに来襲機の模型が展示されました。

攻撃に来た飛行機の模型 クリックで大

P-51DムスタングとグラマンF6の模型
クリックで大

 前に紹介した説明板で、2月17日 グラマンF6やカーチスSB2Cなど50機、4月19日 P-51マスタング数機の来襲がわかります。
 さて、この戦闘機は変電所建物の南側と東側、北側、西側のどちらを銃撃したのでしょうか?
 丁寧に丁寧に説明下さる方が、日曜と水曜日の開館日にこられます。

B29の大型爆撃機です。クリックで大

 B29は4月24日、101機編隊で爆撃したと説明板にあります。
 どこをどのように爆撃したのでしょうか?
 説明板を見て、あれこれ継ぎ合わせをしながら考えさせられます。
 気になっていた二階へ向かいます。
 長くなるので次へ続けます。

 (2021.10.18.記 文責・安島)

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