歳神様(年神様)
歳神様(年神様)
お正月飾りの時期になりました。東大和市では、正月の神様として、歳神様(年神様)をまつる風習がありました。
特別にしまっておいた神棚をお正月だけに出してきて、しめ縄をかけておまつりしていました。
その年ごとに縁起のよい方向(恵方)に向けて特別に飾ることもありました。
現在では、ほとんど見られなくなり、神棚や床の間に「おそなえ」(餅)を置いておまつりする事が多くなりました。2012年に東大和市内で記録しました。
蔵敷のあるお宅です。12月29日に特別のしめ縄を用意します。
一夜飾りにならないように準備をするのだそうです。
「いろいろ謂われがあるべえけんど、おらが(我が家)じゃ、こうしておまつりしてんだ。
昔は、天下泰平、国土安全、五穀豊穣、家内安全・・・を祈ったって云うけんど
今じゃ、新しい年の天候無事と健康長寿を祈るのよ」
年神様は、お正月の最初の卯の日にお帰りになるそうです。その日に神棚は片付けます。
歳神様には様々な伝承があるようです。東大和市や周辺の情報を是非お知らせ下さい。
(2016.12.27.記)