ごはん塚(モニュメント)
狭山丘陵の小さな谷戸の一つ、廻田谷ッの奥に、二つ池があります。湧き水を利用した江戸時代からの田用水の溜め池でした。
現在は周辺が宅地化され湖畔二丁目にあって、二つ池公園となっています。
ここにおやッと目をひくものが浮かんでいます。ウオークする人、ザリガニを追う子供達、みんなに不思議がられます。
モニュメント ごはん塚です。
説明板があって
場所:東大和市二ツ池公園
設置日:平成5年3月27日
材質:アルミ、ステンレス
サイズ:H2500×W2500×D2500センチメートル
(作品紹介)
「今は、多摩湖の湖底に沈んでしまいましたが、内堀と呼ばれていた地にこさ池という池がありました。その池は、歌枕に残る「狭山の池」とも言われている池で、この辺では最も大きく、田を潤す農業用水として長い間人々に使われていたそうです。
このこさ池には、昔、新田義貞が、鎌倉を攻めた時にこの付近に陣を布き、こさ池の水を汲んで、ごはんを炊き、軍勢に食べさせたということです。食べさせた場所は、こさ池に近い山の上で、「ごはん塚」といわれ、当時の伝説にまつわる塚があったそうです。」
と書かれています。
新田義貞の鎌倉攻めと「こさ池」「ごはん塚」については、『東大和のよもやま話』の「こさ池とかゆ塚」をご覧ください。
(2017.08.11.記 文責・安島)22