藤兵衛さんと狼(モニュメント)
モニュメント14 藤兵衛さんと狼
タイトル:藤兵衛さんと狼
場所:東大和市中北台公園
設置日:平成5年3月27日
材質:黒御影石
サイズ:H1800×W2200×D400センチメートル
(作品紹介)
今は多摩湖になってしまった石川の谷に、昔、藤兵衛さんという腕の良い木こりの親方が住んでいました。
ある朝、いつものように仕事場へいこうと笠松坂(狭山丘陵の中にあった)を登っていくと、大きな口をあいて苦しんでいる狼が見えました。口に手を入れて、骨を取ってやると頭をひとつさげ森の中へ行ったそうです。それからというもの、狼は藤兵衛さんを朝晩送り迎えするようになりました。藤兵衛さんは、狼が御嶽神社のお使いで大口真神(おおぐちまがみ)といわれていたので、自分を守ってくれた狼のためにお宮を造り、朝晩拝んだそうです。
お話の生まれた石川の里、藤兵衛さんがまつった祠とは、上の図のようにだいぶ離れたところにあります。祠は現在、道路工事のため移転中です。それらの様子については
をご覧下さい。
(2016.12.24.記 文責・安島喜一)