清水観音堂の庚申塔(東大和市)
清水観音堂の庚申塔
清水観音堂東側敷地内に二つの庚申塔がまつられています。
形が崩れ、銘は読めません。かってまつられていた地を調べていますが、不明です。
塔は静かですが、厚い信仰が寄せられていた雰囲気を醸しています。
現在の姿を紹介します。
清水観音堂の庚申塔1
自然石の半面に重厚な像が浮き彫りになっていた事を伝えます。
普通の彫りではないように感じます。
東大和市内の庚申塔では、他に例を見ません。
雨に濡れたときなどは年号や村名、人名などが彫られている気配を感じます。
清水観音堂の庚申塔2
下に3猿、その上に6つの腕を持つ庚申様・青面金剛の像が浮かんできます。
東大和市内の庚申塔には、下図のように彫りが残されています。
清水観音堂の二つの庚申様は形を崩していますが、変わらぬ所作が残されているようです。
観音堂にお参りして、庚申様に向かうと、何か大事なことを語りかけてくるように思えます。
(2021.07.06.記 文責・安島)